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- ミャンマー国会、憲法改正審議の委員会を設置
2013-08-02 00:00
その他
ミャンマー国会、憲法改正審議の委員会を設置

軍に強い権限を認めた現行憲法
ミャンマー国会を構成する上院・下院の両院は、同国の憲法改正を審議する合同の委員会を設置した。委員会は与野党の議員ら109人で構成し、委員長は議会の副議長が務める。また、委員数は国会の議席数に応じて決定された。憲法の条文ごとに改正の必要性を審議する。審議の過程において、中央および地方の政府や議員、政党の代表、専門家や一般の市民など、広く意見を求める権限も認められている。現行の憲法は2008年の制定で、議会の4分の1の議席を軍に認めるなど、軍に強い権限を与えている。また、11名いる国家安全保障委員会の委員のうち、6名を軍部から選出することや、緊急事態が宣言された場合には、戒厳令を発令するとともに議会を解散し、大統領が直接統治することも規定されている。
改正を求めるスー・チー氏ら
最大野党の党首、アウン・サン・スー・チー氏はこうした規定が民主主義の価値を欠いていると主張している。スー・チー氏ら野党の勢力はこうした部分の改正を強く求めており、今回の委員会でもしっかりと取り組んでいくと言う。なお、今回設置された委員会には、スー・チー氏は加わらなかったものの、同氏の率いる国民民主同盟(NLD)から7人が選任されている。外部リンク
ミャンマー政府 大統領府ホームページ(英語)
http://www.president-office.gov.mm/en/
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