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2013-07-01 01:00
その他
中国がミャンマーとの外交関係立て直しの方向

戦略的パートナー関係の構築を表明
ミャンマーのテイン・セイン大統領は、中華人民共和国の楊潔チ(よう・けつち)国務委員とネピドーで会談。「中国・ミャンマー全面的戦略パートナー行動計画」に調印した。会談は6月23日に行われた。中国外務省によれば、テイン・セイン大統領は「中国が長期的に提供した支援に感謝する」「中国の核心的利益に関わる問題において、断固として中国を支持する」「ミャンマーは改革発展期にあり、中国の経験を参考にすることを望み、中国の指導者の訪問を要請する」と語ったと言う。
一方で楊氏は「(中国とミャンマーは)友好的な隣国である。双方は戦略的かつ高い角度から、両国関係の正しい方向を把握し、両国首脳が達成した共通の認識を実施していく。共通の利益を広げ、両国の全面的な戦略協力パートナー関係を深めなければならない」「中国はミャンマーとともに、中国とアセアン関係の発展を進めていきたい」と応じた。
また、楊氏は「中国はミャンマーの主権と領土保全を尊重し、国情に合った発展の道を歩むことを支持する。ミャンマーの社会の安定、経済の発展、民政の改善を期待している」と表明。その上で、「中国はミャンマーの民族和解プロセスを支持し、ミャンマー政府がミャンマー北部と両国の国境地帯の平和と安定が実現することを期待している。中国は今後も建設的な役割を果たしていく」と述べた。
広がる中国とミャンマーの距離感に危機感
ミャンマー政府が民主化政策を実施して以来、昨年はオバマ大統領が訪問し、今年5月には安倍首相も訪問するなど、欧米や日本が同国に急接近している。今回の訪問は、このような状況を踏まえ、ミャンマーと中国の距離を縮め、関係を立て直すことが目的と見られる。外部リンク
中華人民共和国 外交部 公式サイト(英語)
http://www.fmprc.gov.cn/eng/
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