ミャンマーニュース

ミャンマーとカンボジア、インドネシア、フィリピンの各政府の観光担当部局は、アセアン地域で有効な、共通ビザのシステムを構築することで合意した。各国の政府機関や観光・旅行業者など、多様な関係者とともに協力・協調し、旅行者への利便をさらに促進することが目的だ。とりわけ、政府機関が緊密に連携し主導することで実現したいとしている。
インドネシアの観光クリエイティブエコノミー省のマリ・エルカ・パンゲストゥ大臣は、「アセアン経済圏における観光業を優先することは、アセアン諸国の一体化に非常に大きく貢献するだろう。その際、ビザが「スマートな」システムになっていることは極めて重要だ」と話す。その上で、観光産業の成長に貢献するだけでなく、投資の促進や雇用の創出にもつながるだろうと指摘する。

「今回の合意の発表は、観光産業を大いに発展させたいという、われわれの強い願望を表現したものだ。便利なビザのシステムを構築し、非効率なプロセスを削減し、国境と旅行者の行き来を容易にすることで実現したい」と言う。

合意は世界経済フォーラムにおける、旅行・観光業にかかるハイレベル協議で検討され発表された。同フォーラムは今月上旬にネピドーで初めて開催された。

外部リンク

ASEAN VISA 公式サイト
http://www.aseanvisa.com/aseanvisa.htm