ミャンマーニュース

ミャンマーでは4月13日、新年を祝う国内最大の祭り「ティンジャン」の休暇が始まった。これは同国で最も重要な伝統行事で、通常、休暇となる年末年始は、祈り、寺院の仏像の掃除、路上での水かけなどで祝う。

しかし、昨年は2月1日に起きた軍事クーデターに抗議するため、そして抗議で命を落とした人々に尊敬の念を示すために、国民の多くが祝賀行事をボイコット。今年も昨年と同様に、国民は新年の祭りをボイコットしている。

通常、「ティンジャン」の期間は騒々しい水かけが路上で行われ、歓喜の大混乱が特徴だ。しかし、同国最大の都市ヤンゴンと第2の都市マンダレーの中心部は静まり返っているという。

ある人は、と述べた上で、とつけ加えた。

地元メディアによると、ミャンマー軍事政権は国民にティンジャンを祝うように強制しようとしているという。

軍事政権はまた、ミャンマーですべてが正常に実行されていることを外の世界に示すために、ホテルとバーの所有者にティンジャンの間にパーティーを開くよう促している。

通常、路上に企業が後援するステージが設置されるが、今年はステージを後援する企業がなかったという。

国営テレビでは伝統的なティンジャンの歌を演奏する歌手やミュージシャンなどの映像が流れているが、国民は静かに抗議を行っている。

なお、地元の人民防衛軍（PDF）は、軍が後援する祝賀会への攻撃があるかもしれないので、一般市民に近づかないように警告したという。

（画像はFRANCE24より）

外部リンク

Dry streets as Myanmar boycotts water festival to protest junta
https://www.france24.com/

Myanmar’s largest cities empty amid call to boycott Thingyan festivities
https://www.rfa.org/

Public to boycott Thingyan despite Myanmar junta’s best efforts
https://www.mizzima.com/