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2022-02-11 16:00

社会

教育の再開を目指して

教育
世界寺子屋運動
2022年2月4日、日本ユネスコ協会は、世界寺子屋運動の現状について報告した。

2021年2月1日にミャンマーで起きた軍事クーデターにより、世界寺子屋運動は活動休止を余儀なくされた。

世界寺子屋運動では、年間480人の子どもたちが学んでいた。2017年より、ヤンゴン北部に隣接するバゴー地域にて、継続教育プログラムをスタートした。

学習機会の提供以外に日本のユネスコ協会・クラブのスタディツアーやミャンマーの担当者来日時の報告会など、顔の見える交流も少しずつ実現してきた。しかし、軍事クーデターが発生後、治安状況が全国で急速に悪化、2021年3月に世界寺子屋運動は活動休止に追い込まれた。

教育の再開に向けて
日本のユネスコ協会では、ヤンゴンのパートナー団体や関係者等と協力しながら、世界寺子屋運動としてできることを模索している。ミャンマーの公立学校は通学可能になっているが、教員も児童生徒も学校に戻っているのはごく一部だ。

過去のような軍政に戻りたくないという思いは、市民の間で強く、通勤・通学の安全面への不安も大きい。継続教育プログラムの再開を求める声は多く、学習者やその家族からの問い合わせも多い。継続教育プログラムの再開に向けて、日本ユネスコ協会は現地パートナー団体と情報交換や話し合いを続けている。

(画像は日本ユネスコ協会のホームページより)


外部リンク

日本ユネスコ協会
https://www.unesco.or.jp/

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