ミャンマーニュース

ミャンマー国軍は11月22日、カヤー州の州都であるロイコー（Loikaw）の教会を襲撃した際、教会で「テロ組織」のメンバーである患者に治療を施したとして、医師4人を含む18人の医療従事者を拘束した。「テロ組織」とは軍事政権に抗議を続ける人々のことである。

教会で治療を受けていた人は48人で、そのうちの7人は新型コロナウイルスの感染者であった。

国営メディア『グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマー（Global New Light of Myanmar）』の軍事政権の代弁者は、と述べている。

拘束されたのは医師4人、看護師4人、看護助手10人だという。

ミャンマーでは2月の軍事クーデター後、多くの医療従事者が市民的不服従運動に参加し、軍事政権の支配に抗議して軍が運営する病院で働くことを拒否している。

キリスト教の町であるロイコーの神父によると、兵士たちはクリニックを襲撃し、医薬品を盗み、18人を拘束したという。

同神父は事件をFacebookで報告し、と失望をあらわにした。

このクリニックではキリスト教徒だけでなく、あらゆる信仰と社会階級の患者を受け入れていたという。

同神父は、医療従事者、すべての宗教的・社会的背景を持つ患者、および国内の少数派カトリック教徒に対する意図的かつ暴力的な攻撃だとの見解を示している。

（画像はVOIより）

外部リンク

Myanmar troops arrest 18 medics for treating members of anti-junta groups
https://edition.cnn.com/

Provides Health Care For Anti-Regime Groups, Myanmar Military Arrests 18 Medics
https://voi.id/en/

Myanmar military attack Catholic clinic, abduct five nuns in Loikaw
http://www.asianews.it/