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2021-12-28 13:00

社会

ミャンマー国軍が子どもと女性を含む30人以上の避難民を殺害

避難民殺害
後ろ手に縛られて焼かれた遺体を発見
人権活動家や地元メディアの報道によると、ミャンマーの紛争で荒廃したカヤー州で12月24日、子ども、女性、高齢者を含む30人以上の国内避難民が同国国軍により殺害されたという。

人権団体である『Karenni Human Rights Group』はクリスマスである25日、同州Hpruso郡区の村で焦げた遺体を発見。

クーデターを主導した軍事政権に反対する民間民兵の中で最大のカレンニー国防軍(Karenni National Defence Force:KNDF)によると、死者は彼らのメンバーではなく、紛争から逃れた国内避難民だという。

KNDFの司令官は、
「子ども、女性、老人など、すべての死体のサイズが異なることにショックを受けた」(REUTERSより)
と述べている。

報道によると、死亡した避難民は射殺された後に手を後ろで縛られた状態で焼かれたという。

国際NGOスタッフも巻き込まれたか
国際慈善団体のセーブ・ザ・チルドレン(Save the Children)は25日、
「ミャンマー東部のカヤー州で、女性と子どもを含む少なくとも38人が死亡した」(SBS Newsより)
と述べた上で、地域の職員2人が同事件以来行方不明になっていることを明らかにし、ミャンマー国軍の攻撃を非難した。

また、国軍の攻撃を国際人道法違反とし、罪のない民間人と人道支援者であるスタッフに対する暴力は容認できないとの見解を示している。

同事件はソーシャルメディアで話題となり、クーデターで権力を掌握した軍事政権に対する国民の怒りをさらに増大させたという。

(画像はSBS Newsより)


外部リンク

At least 38 people 'killed brutally' in alleged attack by Myanmar military
https://www.sbs.com.au/

Myanmar violence: More than 30 killed and bodies burnt, human rights group says
https://news.sky.com/

More than 30 killed, bodies burnt in Myanmar's Kayah state
https://www.reuters.com/

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