ミャンマーニュース

軍事クーデタにより2月1日よりミャンマー国軍に自宅軟禁されている同国の元国家顧問であるアウンサンスーチー氏の弁護士は、民主派の影の政府「国家統一政府（NUG）」が軍事政権に宣戦布告をしたことについて、スーチー氏がと述べたことを明らかにした。

ミャンマーでは軍事政権に対抗するため結成されたNUGが9月7日、全国的な蜂起を大々的に呼びかけて宣戦布告している。

非暴力はスーチーの核となる原則であり、数十年前の前軍事政権に対して彼女が主導した民主主義運動の明確な特徴だ。

しかし、多くの抗議者は抵抗運動を受け入れ、それが国の政治と経済の軍事的支配を永久に根絶する唯一の方法であると考えている。

スーチー氏の弁護士が宣戦布告について同氏に尋ねたのは、「スーチー氏がNUGの武力抵抗を承認しなかった」という報告があったからである。

その報告は前週に軍事政権が明らかにしたもので、というものだ。

また軍事政権の支持者は、“スーチー氏がNUGとPDFの活動を非難した”という偽ニュースを流布させた。

さらに、“武力抵抗は正しいアプローチではなく、平和的な解決策を望んでおり、NUGとPDFを支持しないようにスーチー氏が国民に促した”という偽の情報も出回ったという。

軍事政権がスーチー氏を利用して情報を操作したが、それが明らかになったということなのだろう。

（画像はThe Irrawaddyより）

外部リンク

Myanmar's Suu Kyi has 'no comment' on call for war against junta
https://www.bangkokpost.com/

Former State Counsellor Aung San Suu Kyi Will Not Oppose Armed Rebellion in Myanmar
https://www.rfa.org/

Myanmar’s Suu Kyi Denies False Reports That She Opposes Armed Resistance to Junta.
https://www.irrawaddy.com/