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2021-10-23 14:00

社会

【ミャンマー】子どもを含む約300万人に「緊急支援」が必要:国連が懸念

国連
紛争、食糧不安、自然災害、COVID-19が原因
国連の報道官は10月19日、ミャンマーの国連カントリーチームが、主に2月の軍事クーデターに起因する同国で進行中の危機の“人道的影響に深く懸念している”ことを明らかにした。

ニューヨークで毎日メディアブリーフィングを行う国連のステファン・ドゥジャリック(Stephane Dujarric)報道官によると、“紛争、食糧不安、自然災害、COVID-19”により、子どもを含む約300万人が救命支援を緊急に必要としてるという。

同報道官は、
「これには年初に困窮していた100万人に加えて、2月1日の軍事クーデター後に支援が必要であると特定された200万人が含まれている」(プレスリリースより)
と明らかにした。

武力紛争から逃れた脆弱な人々の中には、森の中に仮設の避難所を作って生活している人々もいるという。

武力紛争で約22万人が避難民に
ミャンマーではクーデター後、軍事政権に抗議する人々に対して夜間外出禁止令やその他の制限を課し、治安部隊による人権侵害だけでなく、数千人の逮捕者や多くの死者が出ている。

また、国軍とさまざまな民族の武装組織や民間の防衛軍との間で衝突が起き、約22万人が避難民となったという。

このような状況となったのは、最近のCOVID-19の波が悲惨な人道的状況を悪化させたり、洪水により孤立したりしたためだ。

ドゥジャリック報道官は、
「国連は再び関係者に対し、継続的な武力紛争の影響を受けた人々に援助を拡大できるようにすることを求めている」(プレスリリースより)
と支援を呼びかけている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

国連
https://www.un.org/

国連のプレスリリース
https://news.un.org/

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