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2021-08-20 15:00

社会

軍事クーデター後のミャンマーの死者、1,000人超え:ビルマ政治囚支援協会

ビルマ政治囚支援協会
未成年者2人にも死刑判決
ミャンマーの人権監視団体であるビルマ政治囚支援協会(Assistance Association for Political Prisoners advocacy group:AAPP)によると、同国国軍によるクーデターが起きて以来、8月18日時点で死者が1,000人を超えたという。

また、2月1日のクーデター以降に拘束された人の総計は7,338人で、5,730人が現在も拘留されている。さらに、255人が直接刑を宣告され、そのうちの26人には死刑判決が下されたが、その中には未成年者2人が含まれているという。

これまでに死刑判決を受けた人は、65人に上っている。

なお、ここで示した数字はAAPPにより検証されたもので、実際の死亡者ははるかに多い可能性がある。

テロリストまがいの国軍兵士
18日に死者として加えられたのは7人で、ザガイン地方域とマグウェ地方域の人々である。

その中の1人は、“酔った国軍兵士に近距離から銃殺されたという。その理由は、マスクをしていなかったからだ。しかし、銃殺された男性は、港近くに座って1人でビンロウの実をかんでいたという。銃声を聞きつけた別の男性は、彼の死体を目にして心臓発作を起こし、死亡した。

その他にも国軍兵士が村を襲撃した後に3人を殺害して遺体を川に遺棄したり、ライフルで射殺した後に殺害された人の店に爆弾をしかけたりと、テロリストまがいのことをしているという。

なお、東南アジアではタバコのような作用があるため、ビンロウの実をキンマの葉で包み、サンゴの粉と共にかむ習慣がある。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

ビルマ政治囚支援協会
https://aappb.org/

ビルマ政治囚支援協会のブリーフィング18日
https://aappb.org/17140

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