• TOP
  • >
  • 政治
  • >
  • ミャンマー国連大使の殺害計画で同胞2人を逮捕:米ニューヨーク
2021-08-10 14:00

政治

ミャンマー国連大使の殺害計画で同胞2人を逮捕:米ニューヨーク

国連大使殺害計画
地元の法執行機関が“迅速かつ熱心に”行動
アメリカ・ニューヨーク南部地区連邦検事局によると、ミャンマーのチョー・モー・トゥン(Kyaw Moe Tun)国連大使の殺害を企てたとして、ミャンマー人2人をニューヨーク州で逮捕したという。

逮捕されたのはPhyo Hein Htut(28)とYe Hein Zaw(20)の2人で、外国の政府職員へ計画的な攻撃をしようとした疑いが持たれている。

有罪が確定すれば、最長5年の懲役刑に課されるという。

米連邦捜査局(FBI)のジャクリーン・マグワイア(Jacqueline Maguire)氏は、
「大使が住むニューヨーク市北部のウエストチェスター郡で計画されている暗殺の可能性を知り、地元の法執行機関が“迅速かつ熱心に”行動した」(abcより)
と述べた。

チョー・モー・トゥン国連大使は3日に陰謀に気づき、それが信頼できる脅威であると信じて、アメリカの法執行機関に報告したしたという。

ミャンマー国軍につながる武器商人からの依頼
逮捕されたPhyo Hein HtutはFBI捜査官に、
「ミャンマー国軍に武器を販売するタイ人の武器商人がオンラインで連絡してきて、大使を傷つけて辞任させるためのお金が提供された」(The Canberra Timesより)
と述べている。

訴状によると、2月に国軍に権力を奪われた文民政府を代表する大使が辞任しなかった場合、武器商人は実行犯が彼を殺害することを提案したという。

Phyo Hein Htut氏と武器商人は、大使の車のタイヤに細工を施し、衝突事故を起こす計画に合意。その後、武器商人に代わってYe Hein ZawがPhyo Hein Htutに約4,000ドル(約44万円)を送金している。

Phyo Hein Htutは実行後にさらに1,000ドル(約11万円)を受け取ることになっていたという。

なお、ミャンマーの軍事政権は2月にチョー・モー・トゥン国連大使を解雇したが、国連が軍事政権を承認していないため、そのまま大使にとどまっている。

(画像はabcより)


外部リンク

Two men arrested in US over alleged plot to kill Myanmar's UN ambassador
https://edition.cnn.com/

Two arrested in plot to kill Myanmar envoy
https://www.canberratimes.com.au/

Two charged in US over plot to kill Myanmar's UN ambassador, FBI received tip-off
https://www.abc.net.au/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook