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2021-08-12 14:00

政治

ミャンマー軍事政権、「国連大使殺害計画」への関与を否定

国連大使殺害計画
ミャンマー国とは「何の関係もない」
ミャンマー暫定軍事政権の外務省は8月9日、同政権に抵抗を示すチョー・モー・トゥン(Kyaw Moe Tun)国連大使に対するニューヨークでの陰謀は、ミャンマー国とは「何の関係もない」と関与を否定した上で、米国の国内事件であるとの見解を示した。

これは米国ニューヨーク州でミャンマー人男性2人が同大使の殺害を企てたとして、米連邦捜査局(FBI)に逮捕されたことへの反応である。

男性2人のうちの1人が金で雇われ、同大使へ圧力をかけて辞任に追い込むことを目的にしていたが、辞任しなかった場合は殺害する計画だったことが明らかになっている。

ミャンマー軍事政権の関与が疑われた理由は、男性2人がミャンマー国軍に武器を販売するタイ人の武器商人に依頼されたからだ。

ミャンマー軍事政権は国連大使の引き渡しを要求
チョー・モー・トゥン国連大使は、選挙で公平に選出された文民政府を復活させるために、国際社会の介入を繰り返し求めてきた。

同大使は前週、アントニオ・グテーレス(Antonio Guterres)国連事務総長へ書簡を送り、7月の数日間にミャンマー北西部のサガイン地域で国軍が40人の民間人を大量殺戮したことを報告していた。

ミャンマー暫定政権の外務省は声明の中で、影の挙国一致内閣と協力したとしてチョー・モー・トゥン国連大使を「反逆罪を犯した」と非難している。また、米国に対して同大使の引き渡しを求めているという。

ミャンマー暫定政権はクーデターで権力を掌握した2月、同大使を解雇しているが、国連が暫定政権を認めていないため大使の職にとどまっている。

(画像はCNNより)


外部リンク

Myanmar denies involvement in alleged plot against its ambassador to UN
https://www.aa.com.tr/

Myanmar military says had ‘nothing to do’ with UN envoy plot
https://www.aljazeera.com/

Myanmar says alleged plot against UN envoy was nothing to do with the country
https://edition.cnn.com/

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