• TOP
  • >
  • 社会
  • >
  • クーデター発生から3か月、シャンティがミャンマーの子どもの現状などを報告
2021-05-03 00:00

社会

クーデター発生から3か月、シャンティがミャンマーの子どもの現状などを報告

シャンティ
カレン州のCRCは開館を継続し最小限のサービスを提供
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(以下、シャンティ)が、クーデター発生から3か月が経った今、ミャンマーの子どもの現状などについて、4月26日のシャンティブログで報告した。

2月のクーデターの発生をきっかけに軍による武力行使が続くミャンマー。4月時点での犠牲者は700人以上にも上り、そのうち複数人の子どもも犠牲となった。子どもが直接的または間接的にトラウマを抱えるような暴力に晒されており、メンタルヘルスや心の安定が脅かされているとして、3月28日にはユニセフ事務局長がその状況を懸念する声明を発表している。

こういった厳しい状況下においても、シャンティが運営するカレン州のコミュニティー・リソース・センター(CRC)は開館を継続。地域の子どもや大人に本の貸出しなど、最小限のサービスを提供している。シャンティは、今後も子どもが絵本に触れられ、少しでも心が癒やされるように、CRCの役割を維持する取り組みを進めていく意向を示した。

子ども250人が読み聞かせなどを楽しんだとの報告も
シャンティは先日、オンラインで各村の月次モニタリングを行い、CRCのスタッフの様子などを確認。3月は子ども250人が読み聞かせなどを楽しんだとの報告も上がった。

シャンティによれば、各村のCRCスタッフもそれぞれつらい日々を過ごし、活動へのエネルギーや意欲を維持できない状況にあるにもかかわらず、子どもや地域のために活動を止めない姿勢に力をもらっているとしている。

(画像はシャンティ ホームページより)


外部リンク

シャンティブログ
https://sva.or.jp/wp/?p=40879

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • facebook