ミャンマーニュース

国軍がクーデターで権力を掌握したミャンマーで4月13日、新年の祝祭「ティンジャン」の休暇が始まった。これは同国で最も重要な伝統行事で、通常、「ティンジャン」祭りとなる5日間の年末年始は、祈り、寺院の仏像の掃除、路上での水かけなどで祝う。

しかし、2月1日に起きたクーデターで混乱しているため、抗議者の多くは「ティンジャン」の祝賀行事のボイコットを誓ったという。

また、多くの人が命を落とし、約3000人が拘束されている時に楽しむのは失礼だと考える人もいるという。

実際、Shwe Eiと名乗るTwitterユーザーは、とつぶやいている。

さらにマンダレーの大学生は、と述べた。

通常、ミャンマーの伝統的な新年は家を花でいっぱいにするため、抗議者は人差し指・中指・薬指の3本指を掲げるハンドサインに「民主主義のために戦う（Fight for democracy）」や「決して諦めない（Never give up）」と書かれた看板が付けたれた花束や鉢植えを手に控えめな抗議活動を行っている。

地元の監視グループによると、国軍の取り締まりにより、12日の時点で50人の子供を含む民間人の死亡者数は少なくとも710人に達したという。

国軍は国が通常の状態に戻り、省庁や銀行も間もなく完全な操業を開始するとアピールしているが、抗議者の行動からはミャンマーが未だ混乱状態にあることが伺える。

なお、ミャンマーは昨年も新型コロナウイルスの予防策として、ティンジャンを中止している。

（画像はAsisNews.itより）

外部リンク

Anti-coup protesters rally on Myanmar New Year holiday
https://www.france24.com/

Myanmar activists cancel new year festivities, hold low-key protests
https://www.channelnewsasia.com/

Yangon, protests and prayers in the Burmese New Year (VIDEO)
http://www.asianews.it/