2021-02-15 23:00
学術
コロナ患者が減少傾向に

COVID-19患者の推移
2021年2月11日、新潟大学はトラジェクトリー解析による、ミャンマーのCOVID-19患者推移を報告した。新潟大学では、ミャンマーにおけるAMEDの感染症プロジェクトを遂行中だ。ミャンマーでコロナ患者が増えていた為、ミャンマーの患者発生状況について、トラジェクトリー解析と倍加時間(doubling time)の解析を始めた。
トラジェクトリー解析によると、ミャンマーは現在、減少傾向が見られる。また、直近7日間の倍加時間は、2514.30日だ。倍加時間が3日を切ってくると、オーバーシュートと呼ばれる感染爆発に相当するが、現状はまだそこまで深刻ではない。
しかし、検査が追いついていない為、過小評価の可能性もある。実際、もっと多くの患者が出ている可能性も否定できないので、注意が必要だ。
国際保健学教室
新潟大学の国際保健学教室では、インフルエンザや新型コロナウイルスの感染症研究に取り組んでいる。AMEDーJGRIDミャンマー感染症拠点のほか、十日町いきいきエイジング講座も開設中だ。AMEDーJGRIDミャンマー拠点は、ミャンマーにおけるインフルエンザや新型コロナ、小児の肺炎や下痢症など、感染症研究を行っている。
一方の十日町いきいきエイジング講座では、地域医療システムの構築や地理情報システム(GIS)、高齢者のソーシャルキャピタルなど社会疫学研究を行っている。
(画像は新潟大学のホームページより)
外部リンク
新潟大学
https://www.med.niigata-u.ac.jp/
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