2021-03-05 11:00
社会
ミャンマー抗議デモで1日に少なくとも18人死亡 30人以上負傷:国連

実弾発射、特殊な手榴弾、催涙ガスを使用
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は2月28日、ミャンマーでの抗議に対する暴力の激化を強く非難し、平和的な抗議者に対する武力の行使を直ちに停止するよう軍に要請した。OHCHRが受け取った信頼できる情報によると、ミャンマー全土で抗議デモにより1日に少なくとも18人が死亡、30人以上が負傷したという。
OHCHRはまた、ヤンゴン、ダウェイ、マンダレーなどの6都市で、ミャンマー警察と軍により群衆に実弾が発射されたため、死亡者が出たことを明らかにした。
さらに、警察や治安部隊がさまざまな場所でスタングレネードやフラッシュバンと呼ばれる特殊な手榴弾を使うだけでなく、催涙ガスも使ったことを報告している。
国軍を批判する者は標的に
ミャンマーでは2月1日のクーデター以来、警察と治安部隊が国軍を批判するデモ参加者を標的にし、政治関係者、活動家、市民社会のメンバー、ジャーナリスト、医療専門家などを逮捕している。その一部は、言論の自由、表現の自由、平和的な集会に対する権利を行使したたけで逮捕され、ほとんどの場合、適正な手続きは取られていない。
OHCHRは、民主的に選出された政府のメンバーを含む、恣意的に拘留されたすべての人々の即時釈放を繰り返し求めていくという。
(画像はOHCHRより)
外部リンク
国連人権高等弁務官事務所
https://www.ohchr.org
国連人権高等弁務官事務所のプレスリリース
https://www.ohchr.org/EN/
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