ミャンマーニュース

ミャンマーの国営メディアであるMRTVは3月8日、主要民間メディア5社が免許を剥奪されたことを明らかにした。

免許を剥奪されたのは、Mizzima、Myanmar Now、7-Day、DVB、Khit Thit Mediaで、これらのメディアはクーデターに対する抗議と治安部隊による残忍な対応について、ここ数週間にわたり積極的にレポートしていたという。

軍事政権はこれらのメディアが連日にわたり抗議行動や治安部隊の暴力に関して報道しているため、情報を統制するために免許を剥奪したと見られる。

MRTVは、と述べている。

報道によると、軍事政権がメディアの免許剥奪を発表する前に、いくつかのメディア企業が治安部隊と警察により襲撃を受け、ニュースルームのデータサーバーやその他の機器の一部であるコンピューターが押収されたという。

MizzimaのSoe Myint編集長は8日にFacebookでこの行動を非難。引き続き軍事クーデターと戦い、Facebookを含むさまざまなメディアプラットフォームで情報を公開しながら、民主主義の回復を目指すことを明言した。

また、VOAによると、5台の軍用トラックに乗った武装した男たちが8日、Myanmar Nowの事務所を襲撃したという。新型コロナウイルスの影響でスタッフは事務所にいなかったが、武装した男たちは書類を持ち去っている。

さらに前週には、DVBで働いているジャーナリストのKaung Myat Hlaing氏が住むアパートを治安部隊が包囲し、出てくるように叫んでいる動画が拡散され、その動画には銃声のような音も聞こえるという。

なお、2月1日のクーデター以来、数十人のジャーナリストを含む約1,800人が軍に拘束され、50人以上が死亡している。

（画像はVOAより）

外部リンク

Myanmar Military Strips Five Media Companies of Licenses
https://www.voanews.com/

Myanmar media companies stripped of licences -state television
https://www.reuters.com/

Myanmar: military revokes licences of five media outlets in blow to press freedom
https://www.theguardian.com/