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2021-02-03 08:00

政治

ミャンマーで新型コロナのワクチン接種開始 印中のワクチン外交激化

ワクチン
医療従事者を優先
ミャンマーでは同国保健・スポーツ省の下、1月27日に新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン接種を開始。COVID-19の予防と治療に取り組む11万人以上の医療従事者の接種を優先的に行う予定だという。

ヤンゴン総合病院の予防接種を監督する保健省当局者であるTun Myint氏は記者団に対し、
「これは感染率を低下させる状況を作り出すはずなので、医療従事者にとっては非常に安心だ」(REUTERSより)
と語った。

ミャンマーに届いたワクチンは、英国の大手製薬会社であるアストラゼネカ(AstraZeneca)とオックスフォード大学が開発し、世界最大のワクチンメーカーであるインド血清研究所(Serum Institute of India)が製造したものだ。

首都ネピドーでは、同国の事実上のリーダーであるアウンサンスーチー国家顧問が病院でワクチン接種を見守り、
「国民は依然としてウイルスに対する警戒を続ける必要がある」(REUTERSより)
と警告している。

インドと中国のワクチン外交がせめぎ合い
今回接種されたワクチンは、150万回分がインド政府により無償提供された。

一方、中国政府も王毅外相がミャンマーを訪問した11日、ミャンマーに中国製のワクチン30万回分を無償提供することを約束。

インドと中国にとって地理的・戦略的に重要な位置にあるミャンマーは、両国のワクチン外交がせめぎ合っている。

(画像はELEVENより)


外部リンク

Myanmar prioritises healthcare workers as it launches vaccination drive
https://www.reuters.com/

Myanmar starts Covid-19 vaccination for healthcare staff
https://elevenmyanmar.com/

Myanmar launches vaccination drive
https://thewest.com.au/

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