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2021-01-22 06:45

社会

ロヒンギャ難民キャンプで火災、住む場所を失うとともに尊厳も奪う

ロヒンギャ
大規模な火災がさらなる壊滅的な打撃をロヒンギャに
セーブ・ザ・チルドレンが、ミャンマーから逃れてきたロヒンギャが多くいる難民キャンプで、大規模な火災が発生したと、1月18日に発表している。

この火災は1月14日に発生し、少なくとも500軒の家屋が消失。多くの家族が住む場所を失い、尊厳も奪われ、これまでも多くの苦難に耐えてきたロヒンギャにとって、さらなる壊滅的な打撃となった。

難民キャンプは子どもの成長にふさわしくない場所
ロヒンギャ難民キャンプには2017年以降、故郷での暴力から逃れるために大勢のロヒンギャが避難してきており、現在は100万人以上もの人々が生活している。そのうちの半数が子どもだ。人道支援組織が状況の改善などに尽力しているものの、子どもは十分な教育な機会もなく貧困や児童婚、虐待などに直面している。

バングラデシュ事務所代表のオンノ・ファン・マネン氏は、難民キャンプは子どもの成長にふさわしくない場所で、国際社会が永続的かつ恒久的な解決策を見いださなければならないと指摘。こういった危機的状況を改善するべく、国際社会が人道支援に十分な資金を拠出するべきだとしている。

(画像はセーブ・ザ・チルドレン ホームページより)


外部リンク

セーブ・ザ・チルドレン スタッフブログ
https://www.savechildren.or.jp/


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