2021-01-05 15:00
社会
タイの石油開発公社PTTEP、ミャンマーのガス電力プロジェクトの独占的開発権を取得

持続可能な開発計画と電力基本計画をサポート
タイの石油開発公社PTT Exploration and Production Public Company Limited(以下、PTTEP)は、ミャンマー政府から独占的開発権を取得した後、ミャンマーにおける統合国内ガス電力プロジェクトを推進することを発表した。この統合エネルギープロジェクトは、ミャンマーにエネルギー安全保障を提供するだけでなく、企業が目標通り新しいビジネスを模索するように導くことを目的としている。
PTTEPのCEOであるPhongsthorn Thavisin氏は、電力・エネルギー省のThan Zaw事務次官との間で、統合国内ガス電力プロジェクト開発のための着工通知に署名したことを報告し、「このプロジェクトは、ミャンマーに手頃な電力を生成するために、ZawtikaプロジェクトとMyanmar M3プロジェクトに始まり、マルタバン湾にあるPTTEPのガス田から供給されたガスを活用することを推進するものである。」と述べた。
そして、次のように説明した。
「今日は、我が社が持続可能な成長へ進んでいく『Execute & Expand』戦略に従って、ミャンマーにおけるガスのバリューチェーンに沿った我が社のビジネスを拡張することにおける最初のステップである。このプロジェクトは、2030年までにすべての世帯が電力につながることを目指した、ミャンマー持続可能な開発計画および電力基本計画をサポートする。」(プレスリリースより引用)
約20億ドルの投資規模
PTTEPの統合国内ガス電力プロジェクトは、掘削過程から発電までのエネルギープロジェクトを組み合わせたものである。その投資規模は約20億ドルで、掘削過程の開発プロジェクト、エーヤワディ地方域のチャイクラートにある600MWの複合サイクル発電所、そして、約370キロメートルにわたるKanbaukとDaw Nyein、チャイクラートを結ぶ新しいオフショアとオンショアのガスパイプラインが含まれている。
PTTEPは、2022年の早期に、最終投資決断(FID)をすることを目指している。
このプロジェクトによる発電量は、ミャンマーにおける既存の発電所容量の約10%を占めると予想されている。発電された電力は、電力・エネルギー省傘下の国営企業であるElectric Power Generation Enterprise(EPGE)に対し、商業運転日から5年間ごとに延長して最大20年間にわたって販売される。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
PTT Exploration and Production Public Company Limited
https://www.pttep.com/
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