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2020-11-19 10:30

社会

キリンホールディングス、合弁事業MBLからの配当金支払いを停止

キリンホールディングス
資金使途などの財務、ガバナンス体制への調査が進行中
キリンホールディングス株式会社(以下、キリンホールディングス)は、ミャンマー合弁事業であるMyanmar Brewery Limited(以下、MBL)から、キリンホールディングスおよびMyanma Economic Holdings Public Company Limited(以下、MEHPCL)への配当金の支払いを停止することを発表した。

これは、MBLおよびMandalay Brewery Limited(以下、MDL)からの資金の使途を明らかにするため調査が進行していることや新型コロナウイルスの感染拡大など、ミャンマーにおける事業環境の見通しが不透明であるためである。

同社は、6月5日に、MEHPCLの財務やガバナンス体制に関する独立した精査を行い、合弁事業の収益の使途を明らかにするため、デロイト・トーマツ・ファイナンシャルアドバイザリー合同会社に調査を依頼したことを発表し、現在も調査を継続している。

ビール事業を国内全土で拡大展開
キリンホールディングスシンガポール社は、2015年8月に、フレイザー・アンド・ニーヴ社からMBLの保有株式全株を取得した。

MBLは、「Myanmar Beer」、「Andaman Gold」、「Myanmar Double Strong」等のブランドを製造・販売するミャンマー第1位のビール事業を展開し、製造拠点のあるヤンゴンを中心として事業を拡大、さらに、キリンホールディングスのブランド、技術力、商品開発力やリサーチ・マーケティング力を生かして成長してきた。

今回の問題に関し、キリングループはミャンマーにおける責任を強く自覚しており、地域の事業活動が最高水準で行われるよう取り組んでいく意向を示している。

(画像はキリンホールディングスより)


外部リンク

キリンホールディングス株式会社 プレスリリース
https://www.kirinholdings.co.jp/news/2020/1111_02.html

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