2020-10-18 09:30
社会
アメリカ国際開発庁、ミャンマーで「結核撲滅プロジェクト」立ち上げ

地元社会組織と強力
在ミャンマー・アメリカ大使館によると、同国の国際開発庁(U.S. Agency for International Development:USAID)が10月15日、ミャンマーで結核撲滅に向けた新たなプロジェクトを立ち上げたという。プロジェクトの実施に当たりUSAIDのパートナーになるのは、ミャンマーの市民社会組織『Pyi GyiKhin』である。同組織は、他の市民社会組織や政府機関、民間部門などとともに、「結核撲滅」に向けて協力するという。
また、同プロジェクトはミャンマー全土で目的を達成するために、保健・スポーツ省(Ministry of Health and Sports)とも協力している。
なお、USAIDの目標の1つは、ミャンマーの組織とのパートナーシップを構築し、コミュニティが人々のニーズを満たすローカルソリューションを生成できるようにすることだ。
『Pyi GyiKhin』とそのパートナーはUSAIDと協力し、最も困窮し、十分なサービスを受けられない人々に到達するプログラムを設計したという。
世界で結核撲滅に取り組むUSAID
ミャンマーでの「結核撲滅プロジェクト」の実施は、世界保健機構(WHO)が示す推定罹患率が高く人口が多い国(high-burden countries)23カ国で、予防および治療するUSAIDの世界的な取り組みの一環だ。USAIDは2035年までに結核を撲滅するため、さまざまな国の取り組みを支援している。
厚生労働省によると、日本の結核罹患率は近隣アジア諸国に比べ低い水準だが、2019年には2000人以上が結核で死亡したという。
(画像は在ミャンマー・アメリカ大使館より)
外部リンク
在ミャンマー・アメリカ大使館
https://mm.usembassy
在ミャンマー・アメリカ大使館のプレスリリース
https://mm.usembassy.gov/
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