2020-10-15 17:00
社会
アメリカ国際開発庁、養殖業者に情報を提供するShwe Ngarアプリを発表

魚や水、衛生など養殖に関する最新情報を提供
ミャンマーのアメリカ国際開発庁(以下、USAID)は、10月13日、養殖業者向けに新しく開発されたShwe Ngar(Golden Fish)携帯電話アプリケーションをリリースしたことを発表した。リリースイベントには、USAIDのミッションディレクターであるAler Grubbs氏、農業・畜産・灌漑省水産局国際関係およびプロジェクト担当のディレクターであるU Nyunt Win氏、ミャンマー水産業連盟のU Win Kyaing事務局長、WorldFishの代表者らが参加した。
Shwe Ngarアプリは、養殖業者に、魚の貯蔵と給餌の方法、魚の健康、水産養殖技術、栄養、水、衛生、衛生基準に関する最新情報を提供する。また、このアプリにより、ミャンマーの養殖ベースの食料システムを強化するために、養殖業者が、サプライヤーやトレーダーとリンクすることができる。
USAIDミッションディレクターであるAler Grubbs氏は、次のように述べた。
「農業に関する革新益な技術は、誰もが経済成長の恩恵を受けられるようにするのに役立つ。このアプリのリリースは、バリューチェーンを改善するための大きな取り組みの一環であり、より多くの安全な魚や水産品が地域の市場に届けられる。このプロジェクトは、シャン州とカチン州、サガイン地域とマンダレー地域のコミュニティを、より強力な養殖バリューチェーンに統合し、ミャンマーの包括的な経済成長を支えることに焦点を置いている。」(プレスリリースより引用)
増大する魚の需要を満たすための持続可能な養殖産業
魚はミャンマーで消費される動物性食品の60%を占めているが、ミャンマーの淡水と海水から捕獲される天然の魚の量は減少している。こうしたことから、ミャンマーは、増大する魚の需要を満たすために持続可能な養殖産業を発展させる必要がある。持続可能で環境に配慮した養殖は天然の魚に与える影響を最小限に抑え、養殖の実践が社会的に受け入れられ、経済的に健全であることを保証する。
Shwe Ngarアプリは、USAIDによって資金提供されているFish forLivelihoodsプロジェクトによって開発され、WorldFishによって実装された。
Fish forLivelihoodsは、ミャンマーで弱い立場である女性や子どもたちのために、魚の生産、労働生産性、食料の入手可能性、魚の消費を増やすためのイニシアチブである。
Shwe NgarアプリとFishfor Livelihoodsプロジェクトは、アメリカ政府の世界飢餓と食料安全保障イニシアチブである「Feed the Future」の一部である。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
U.S. Embassy in Burma
https://mm.usembassy.gov/
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