2020-10-02 19:00
経済
アジア開発銀行、ヤンゴンの給水システム改善に1億8000万ドルの融資承認

YCDCの取り組みを支援
アジア開発銀行(ADB)は、ミャンマー最大の都市であるヤンゴンの給水システムを改善するため、1億8000万ドルの融資を承認した。この融資により長さ34キロメートルの給水パイプラインが構築され、1日あたり8億1800万リットルの水が同市に送られる見込みだ。
ADBによると、このプロジェクトは給水システムの回復力を強化し、サービス地域を拡大するというヤンゴン市開発委員会(YCDC)の取り組みを支援するという。
ADBの支援は、Ngamoeyeik貯水池の取水口構造、900メートル下流のオンラインポンプ場、貯水池とNyaungnhapin水処理プラントを接続する直径2.4メートルの専用パイプラインなどの新しいインフラストラクチャの構築にも使われる。
水道水が利用できる世帯は半数未満
ヤンゴンはミャンマーの国内総生産の23%を占め、人口は国全体の10%となる520万人だ。2014年から2019年にかけては、年平均で2.2%人口が増加している。一方、水道水を利用できる世帯は半数未満で、店舗やレストランなどでは断続的な水道サービスしか受けられず、水質も異なるという。
ADBの都市開発スペシャリストであるアラン・ベアード(Alan Baird)氏は、
「国の主要な経済ハブの回復力を改善し、包括的で持続可能な経済成長をサポートするのに役立つだろう。安全な水道水は、より衛生的でウイルス予防にもなる。これは、コロナウイルスの蔓延を抑制するために重要だ」(Construction Review Onlineより)
と述べている。(画像はWORLD CONSTRUCTION NETWORKより)
外部リンク
ADB approves US $180m loan to construct water transmission system in Yangon City, Myanmar
https://constructionreviewonline.com/
ADB grants $180m loan to improve water supply network in Myanmar
https://www.worldconstructionnetwork.com/
Yangon receives ADB loan to improve water supply system
https://www.mmtimes.com/
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