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2020-09-19 09:30

経済

無印良品、「コーヒー豆の販売」でミャンマー農家を支援

無印良品
ケシからコーヒーへの栽培転換に共感
無印良品やMUJIブランドを展開する株式会社良品計画(以下「良品計画」)は9月17日、アヘンの原料であるケシに替わる農家の収入源として栽培された「ミャンマーのコーヒー豆」を日本国内の「無印良品」の限定店舗およびネットストアで販売することを明らかにした。

タイ・ラオス・ミャンマーの国境地帯である「黄金の三角地帯」はケシの栽培が盛んで、この地帯に接するミャンマーの南シャン州では、ケシが少数民族の重要な収入源となっている。

近年、ミャンマー政府の取り組みによりケシの栽培面積は減ったものの、ケシ以外の収入源が少ない農民の生活は困窮し、政府の目が届かない山奥でケシを栽培する人もいるという。

このような問題を解決するため、国連薬物犯罪事務所(以下、「UNODC」)の支援のもと、2015年にコーヒー栽培農家のために「グリーンゴールド協働組合」が設立された。

良品計画はUNODCと同組合の取り組みに共感し、ミャンマーのコーヒー豆の販売に至ったという。

900を超える農家がコーヒー豆を栽培
ケシ栽培が行われていた南シャン州は標高1,000m~1,800mの高地だが、この気候条件が高品質のコーヒー豆栽培に適していることから、ミャンマー政府とUNODCはケシからコーヒーへの栽培転換を積極的に行っていた。

UNODCの支援で設立された組合には、現在、900を超える農家が参加し、コーヒー豆を栽培。また、コーヒー以外の収入を得るために、果樹と混植する複合的な手法を用いているという。

なお、2018年秋にヨーロッパへのコーヒー豆出荷が始まっている。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

株式会社良品計画
https://ryohin-keikaku.jp/

株式会社良品計画のプレスリリース
https://ryohin-keikaku.jp/news/

無印良品ネットストア
https://www.muji.com/

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