ミャンマーニュース

子どもの権利の保護を目標として活動する国際NGOのセーブ・ザ・チルドレン (Save the Children)は、9月8日にミャンマー・ラカイン州の村に砲弾が落下して5歳の子ども2人を含む4人の民間人が死亡し、8人が負傷した事件の調査と停戦を要請した。

セーブ・ザ・チルドレンは彼らの無意味な死に深い悲しみと苛立ちをあらわにするとともに、被害者家族へ哀悼の意を表している。

また、国連がミャンマー西部での継続的な紛争の人道的影響について深い懸念を表明。国際人道法を尊重し、民間人を保護し、影響を受けた地域への人道的アクセスを許可するよう締約国に要請した。

さらに、新型コロナウイルスのパンデミックに対応するために、停戦を呼びかけたという。

ある推定によると、2018年12月以降、ラカイン州とチン州の紛争で死亡した民間人は289人に上り、641人が負傷したという。しかし、紛争地域での監視と報告が限られているため、実際の犠牲者数はさらに多くなる可能性がある。

ミャンマーが批准した国連子どもの権利条約（UNCRC）には、とあることをセーブ・ザ・チルドレンは明示した上で、と述べた。

なお、セーブ・ザ・チルドレンは、子どもに対する戦争犯罪の加害者が行動に責任を負い、正義が果たされることを確実にするために活動を継続している。

（画像はプレスリリースより）

外部リンク

セーブ・ザ・チルドレン
https://www.savethechildren.net/

セーブ・ザ・チルドレンのプレスリリース
https://www.savethechildren.net/news/