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2020-09-17 11:30

社会

国連、ロヒンギャに対するミャンマーの“さらなる戦争犯罪”を警告

ロヒンギャ
無差別に攻撃か
国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)のミシェル・バチェレ(Michelle Bachelet)代表は9月14日、75万人以上が隣国バングラデシュへ逃避したミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャに対する迫害が3年経過した今も続き、重大な違反が繰り返されているとの報告書を提出した。

バチェレ代表は、
「民間人の犠牲者も増加している。いくつかのケースでは、彼らは無差別に標的にされたか攻撃されたように見え、それがさらなる戦争犯罪または人道に対する犯罪の構成要素となるかもしれない」(VOAより)
と述べている。

3年前となる2017年8月、ミャンマー国軍は掃討作戦によりロヒンギャへの弾圧を開始し、女性や子どもを含む多くのロヒンギャがバングラデシュへ逃避。2019年には、国連事実調査団が「国軍による大量虐殺」と結論づけ、現在ミャンマーは国連の主要な司法機関で大量虐殺の罪に問われている。

独立した調査の重要性を強調
バチェレ代表は民間人の失踪と超法規的殺害、大量の民間人の強制退去、恣意的な逮捕、拷問と死亡、そして民間人の財産の破壊等を指摘。

同代表によると、政府の管理者はロヒンギャの村があった場所を再分類し、村の名前を公式地図から削除。さらに、土地の使用方法を変更している可能性があるという。

また、衛星画像と目撃者の証言により、ラカイン北部の地域がここ数カ月で焼かれたことを指摘。それはミャンマー政府によるものだとの見解を示した上で、独立した調査の重要性を強調した。

(画像はALJAZEERAより)


外部リンク

UN warns of 'further war crimes' against Rohingya in Myanmar
https://www.aljazeera.com/

UN Condemns Atrocities Against Myanmar’s Rohingya, Other Minorities
https://www.voanews.com/

‘Attacks on civilians continue in Myanmar’s Rakhine'
https://www.aa.com.tr/

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