2026-09-10 12:00
社会
ミャンマーで弁護士への弾圧が続く ICJが保護と責任追及を要請

恣意的拘束や強制失踪、弁護士も標的に
国際法律家委員会(ICJ)は9月7日、国連人権理事会第63会期で、ミャンマーにおける弁護士や人権擁護者への弾圧について懸念を表明した。ICJと国際法曹協会人権研究所(IBAHRI)は、軍による民間人への違法な空爆が続く中、国連ミャンマー独立調査メカニズム(IIMM)や国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が重大な人権侵害の記録と責任追及を進めていることを歓迎した。
ICJは特に、ミャンマーで強制失踪が継続していることを指摘。軍は恣意的拘束や、拘束者を外部と連絡できない状態に置く「非公開拘禁」を広範に行い、弁護士との接触を組織的に妨げているほか、家族にも親族の安否や所在を知らせていないとしている。
権利擁護に携わる弁護士への報復
こうした状況で、弁護士は失踪者を捜索し、不当な拘束に異議を申し立て、人権侵害を記録するなど、被害者や家族を支える重要な役割を担っている。しかしICJによれば、職務を遂行する弁護士自身も脅迫や監視、恣意的拘束などの報復を受けている。一部の弁護士は、依頼人を弁護したことを理由に、根拠の乏しい罪で有罪判決を受けたり、資格を剥奪されたり、ブラックリストに掲載されたりしているという。
ICJは加盟国に対し、ミャンマーの弁護士、人権擁護者、被害者らが脅迫や報復を受けることなく権利を行使できるよう求めた。また、IIMMなど独立した責任追及メカニズムへの継続的な協力と技術・財政支援を呼びかけ、正義への道筋を維持する必要性を強調した。
(画像はプレスリリースより)
外部リンク
ICJ
https://www.icj.org/
ICJのプレスリリース
https://www.icj.org/
IBAHRI
https://www.ibanet.org/
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