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2025-12-20 10:30

政治

ミャンマー軍事政権、「選挙妨害」容疑で数百人を起訴

選挙妨害
新法で反対意見を抑圧か
ミャンマーの軍事政権は今月末の総選挙を前に、新法である「妨害」を禁じる法律に基づいて200人以上を起訴し、選挙反対派への圧力を続けている。

国営『ミャンマー・アリン紙』によると、トゥントゥンナウン内務大臣は
「16日の会合で、当局は選挙妨害を試みた140件の事件で229人(男性201人、女性28人)を特定し、措置を講じた」(CNNより)
と述べたという。

2021年のクーデターで軍事政権が権力を掌握して以来、内戦が続くミャンマーでは、軍事政権が12月28日から始まる段階的な選挙を和解に向けた一歩として宣伝。

しかし、投票は野党勢力が支配する地域で阻止される予定であり、著名な国際監視団はこれを軍政継続の口実として否定している。

7月に制定された新法では、選挙プロセスを妨害する発言、組織化、扇動、抗議、または手紙の配布を行った者は、3年から10年の懲役刑と罰金刑に処せられると規定。その他の犯罪には、最高で死刑が科せられる。

人権監視団によると、この法律は反対意見の抑圧を目的としているという。

子どもから著名人まであらゆる人を起訴
国営メディアは起訴された人々のうち数名の名前を公表。そのなかには12月3日にミャンマー第2の都市マンダレーで大胆な抗議活動を主導し、国民に選挙の拒否、兵役法の廃止、政治犯の釈放を求めた著名な活動家らが含まれている。

軍の支配に反対する主要な非暴力組織である『ゼネラル・ストライキ・コーディネーション・ボディ』は声明で、同組織のメンバーの一人がマンダレーで治安部隊に逮捕され、逮捕中に虐待を受けたことを明らかにした。

国営メディアの報道によると、起訴された人々のなかには、映画製作者、俳優兼コメディアン、子ども、人民防衛軍(軍の政権掌握後に結成された民主化民兵組織)のメンバー、軍と戦っている民族武装グループのメンバーなどが含まれているという。

(画像はCNNより)


外部リンク

Myanmar junta seeks to prosecute hundreds for 'disruption' ahead of elections
https://www.france24.com/

Myanmar Junta Says Seeking To Prosecute Hundreds For Election 'Disruption'
https://www.barrons.com/

Myanmar’s military junta charge hundreds with breaking election law as voting date nears
https://edition.cnn.com/

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