ミャンマーニュース

ミャンマーの軍事政権による空爆が西部ラカイン州のミャウウー総合病院を襲い、患者を含む少なくとも30人が死亡し、負傷者は70人以上だという。

同州沿岸部の一部で軍事政権から地域を守るために戦っているアラカン軍の報道官は、12月10日の夜遅くに軍用機から投下された爆弾の攻撃を受けたことを明らかにしている。

同報道官は犠牲者の大半が病院の患者だったことに言及したうえで、と述べ、軍は民間人爆撃のとつけ加えた。

一方、軍事政権の報道官はコメントの要請に応じなかったという。

なお、戦闘が続く中、ラカイン州全域で医療サービスのほとんどが停止されていたため、空爆当時、ベッド数300床のミャウウー総合病院は患者であふれていた。

ミャンマーで唯一の空軍を保有する軍事政権は、反政府勢力支配地域内の標的を攻撃するために空爆をますます利用。

世界中の政治的暴力や抗議活動に関するデータのリアルタイム収集、分析、マッピングを専門とする非営利団体のACLED（Armed Conflict Location & Event Data）は、同軍政が今年1月から11月末までに2,165回の空爆を実施したことを明らかにした。

これは2024年全体の同様の事件が1,716回だったことからも、かなり増えていることがわかる。

（画像はALJAZEERAより）

外部リンク

At least 33 killed in Myanmar military gov’t air strike on hospital
https://www.aljazeera.com/

More than 30 dead after Myanmar military air strike hits hospital
https://www.bbc.com/

At least 30 killed in Myanmar after junta airstrike hits hospital, witnesses report
https://www.nbcnews.com/