2026-02-06 12:00
政治
ミャンマー選挙後の新体制、軍部支配強化の仕組みを整備し権力維持へ

軍事政権支持派が選挙で圧勝
ミャンマーで2026年2月4日、軍事政権に近い政党である連邦団結発展党(USDP) が総選挙で圧倒的な勝利を収めたと最終結果が発表された。USDPは総議席586のうち339議席を獲得し、憲法により軍が自動的に保持する166議席と合わせると、議会全体の約86%を掌握することとなる。
選挙は武力衝突や内戦が続く中で実施され、主要な野党は排除されたうえ、批評家や国際機関からは「正当性に欠ける」と広く非難されている。投票率は有権者の約54%であり、十分な国民参加が達成されたとは言い難い状況だ。これにより軍とその支持政党は事実上の政治支配を継続する構えである。
軍事トップのミン・アウン・フライン氏は新議会が3月に招集され次期大統領が選出される見込みとされているが、同氏が軍の司令官としての地位を保持し続ける可能性も指摘されている。
「超機関」設置で権力構造再編
同日、軍事政権は新たな機関「統合協議会(Union Consultative Council)」を設立する法案に署名した。これは軍部と文民行政の双方を監督する役割を持つ諮問機関とされ、軍のトップであるミン・アウン・フライン氏が大統領に正式に就任しない場合でも影響力を維持できる仕組みとして位置づけられている。諮問機関は国家安全保障、立法、外交、和平プロセスについて助言・調整を行うとされる一方、行政や司法権には直接関与しないとされている。
また、この協議会は行政府・立法府・司法府のすべてに広範な影響力を及ぼす「超機関」とも評価され、軍の支配体制を制度的に固定化する狙いがあるとの分析もある。
批評家は、責任追及の仕組みが欠如している点を懸念し、実質的に軍が統制を緩めないまま新たな政権運営構造を築いたと指摘している。
(画像はAPより)
外部リンク
Myanmar military-backed party declared election winner as army plans new body to maintain control
https://apnews.com/
Myanmar junta plans 'super-body' to tighten grip on military, new government
https://www.reuters.com/
Myanmar's New Power Structure: Union Consultative Council Unveiled
https://www.devdiscourse.com/
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