ミャンマーニュース

ミャンマーの軍事政権に抗議するデモ中に軍のモーター付きパラグライダー（パラモーター）が群衆に爆弾2発を投下し、少なくとも24人が死亡、47人が負傷した。

報道によると、軍は10月6日の夕方、ミャンマー中部のチャウンウー郡区に国民の祝日を祝い、軍事政権に反対する集会に参加するため約100人が集まっていたところを攻撃したという。

この攻撃は、満月祭り「ダディンジュ」のために人々が集まり、ろうそくを灯して祈りを捧げていた集落を標的とした。

この反対集会は、軍事政権による徴兵と近々行われる総選挙に抗議する平和的な抗議活動として組織され、クーデターで投獄された民主的に選出された指導者であるアウンサンスーチー氏を含む政治犯の釈放も求めたという。

今回の攻撃は、ミャンマー軍が今年行った数百回の空爆のうちの一つに過ぎない。同軍は航空機やヘリコプター、ジェット燃料が不足する中、パラモーターを選択するケースが増えているという。

軍事政権はここ数カ月、現在軍事政権を全面的に支援している中国から入手した新型ドローンやロシアからの技術支援により空軍力を増強。

これに加えて、中国が反政府勢力への武器供給を止めるよう圧力をかけているため軍事情勢が一変。反政府勢力が過去2年間に獲得した領土の多くを放棄せざるを得なくなっており、ミャンマー軍にとって形勢は好転しつつあるようだ。

（画像はBBCより）

外部リンク

At least 24 killed as army paraglider bombs Myanmar Buddhist festival
https://www.bbc.com/

At least 20 killed in Myanmar junta attack as paramotors widen air war
https://edition.cnn.com/

Paraglider bomb attack by Myanmar military kills at least 20 at protest
https://www.theguardian.com/