ミャンマーニュース

中国の裁判所は9月29日、中国との国境にあるミャンマーのコーカン地域に殺人詐欺センターを設立するなどの罪を犯した家族経営の犯罪組織のメンバー16人に死刑判決を下した。

裁判官らは、判決は事実、犯罪の性質、各被告の状況、社会に与えた損害に基づいて決定されたとの見解を示している。

ミャンマーの無法地帯である国境付近では詐欺が横行しており、外国人（多くは中国人）が働いている。彼らは人身売買され、数十億ドル規模の違法産業の一環として、オンラインで人をだますよう強要されたという。

中国政府はここ数カ月、施設を取り締まるために東南アジア諸国との協力を強化しており、数千人が中国に送還された。

なお、死刑判決を受けた16人は、通信詐欺やその他の重大犯罪に関与したとされている。

裁判所は、2015年以降、ギャングのメンバーが犯罪組織をかくまう施設を設立し、通信詐欺、カジノ、麻薬密売、売春組織などの違法行為に武装警備を提供していたと認定。

この犯罪により100億元（約14億ドル）を超える損失が発生し、14人が死亡、6人が負傷した。

報道によると、さらに11人が終身刑を宣告され、12人が5年から24年の懲役刑を言い渡されたという。被告人の中には罰金、財産没収、あるいは国外追放処分を受けた者もいる。

（画像はChina Global South Projectより）

外部リンク

Chinese court sentences 16 Myanmar-linked gang members to death
https://hongkongfp.com/

China sentences 16 Myanmar-based criminals to death
https://anewz.tv/

China Sentences 16 Myanmar-Linked Gang Members to Death
https://chinaglobalsouth.com/