ミャンマーニュース

ミャンマー軍は総選挙を前に、国内外で問題視されてきたオンライン詐欺拠点を一斉に摘発し、タイ国境の町ミャワディ（Myawaddy）周辺で約350人を拘束したと発表した。

今回の作戦は、シュエコッコ（Shwe Kokko）やKKパーク（KK Park）といった大規模詐欺拠点が集中する地域を含む広範囲で実施されたものである。

報道によると、ミャンマー軍は多数の建物を制圧し、違法オンライン詐欺に関与していたとみられる労働者らを移送したという。

一方、報道では今回拘束されたのは末端の労働者が中心で、主要な運営者は事前に逃走していたと伝えている。

詐欺組織のボスらは軍の作戦開始前に中国や第三国へ退避しており、国境警備隊（BGF）がボスたちを避難させたという。

さらに、報道では今回の取り締まりは軍事政権が国際社会に対し取り締まり姿勢を示すための「政治的パフォーマンス」であるとの見方が一部にあると紹介。

一部の監視団体も、と指摘。

軍事政権は治安維持を強調するが、国境地域で長年根づいた詐欺産業を根本的に解体できるかは依然不透明である。

（画像はALJAZEERAより）

外部リンク

Myanmar Military Raids Scam Hub Amid Election Turmoil
https://evrimagaci.org/

Myanmar military raids online scam hub, arrests nearly 350 on Thai border
https://www.aljazeera.com/

Myanmar’s military crack down on scam centre with 350 arrests, but bosses had already fled
https://www.asianews.it/