ミャンマーニュース

ミャンマー・カイン州にある詐欺拠点「KKパーク」から、10月23日以降800人以上が国境を越えてタイに逃れた。

タイ当局によると、これらの人々の多くは違法なオンライン詐欺に関与させられていた被害者であり、中国、マレーシア、インドネシアなどアジア各国の出身者が含まれているという。

逃亡はミャンマー治安部隊による大規模な強制捜査をきっかけに発生したもので、隣国タイ・メーソートでは警察と入国管理局が一時的な保護を行っている。

なお、メーソートに逃亡した人の数は1時間ごとに増加し続けており、1,000人を超えたという報道もある。

KKパークは、ミャンマーとタイの国境地帯に位置する詐欺産業の中心地とされ、これまでにも外国人労働者の人身売買や監禁、暴行が報告されてきた。

現地メディアによると、タイに逃れた人々の一部は詐欺への加担を強要されたと証言しており、国際的な犯罪ネットワークの存在が改めて浮き彫りになった。

タイ警察は今後、関係各国と協力し、被害者の身元確認と帰還支援を進める方針である。

（画像はcnaより）

外部リンク

Myanmar scam centre raid sends hundreds fleeing to Thailand
https://www.channelnewsasia.com/

Nearly 700 people flee to Thailand after Myanmar scam centre raid
https://www.reuters.com/

OVER 1,000 FLEE TO THAILAND AS MYANMAR RAIDS SCAM COMPOUND
https://www.khaosodenglish.com/