ミャンマーニュース

ミャンマー軍事政権は来月の総選挙を前に、軍の統治に反対したために投獄されていた3,000人以上の政治犯に恩赦を与え、その他5,500人以上に対する告訴を取り下げたと、国営放送局『MRTV』が11月26日に報じたという。

国家安全保障平和委員会（NDSC）は、刑法第505条(a)に基づき有罪判決を受けた囚人3,085人の釈放を承認。

扇動法として知られるこの条項は、公共の不安や恐怖を生じさせるコメントを拡散したり、虚偽のニュースを流布したりすることを犯罪としている。最高3年の懲役刑が科されるこの罪状は、2021年2月の軍による権力掌握に抵抗した数千人の人々に対して適用されてきた。

NDSCはまた、505条(a)に基づき起訴したものの、起訴後に潜伏している5,580人に対する告訴も取り下げたという。

MRTVは26日の放送で、と報じている。

しかし批評家たちは、メディアの自由がなく、アウンサンスーチー氏が率いた国民民主連盟（NLD）の高官のほとんどが逮捕されているため、今度の選挙は自由でも公正でもないと主張。

また、人権団体ビルマ・キャンペーンUKのディレクターであるマーク・ファーマナー氏はXに、と投稿したうえで、とつけ加えた。

（画像はALJAZEERAより）

外部リンク

Myanmar’s military rulers grant a mass amnesty ahead of election
https://apnews.com/

Myanmar Junta Amnesties More Than 3,000 Political Prisoners in Advance of Election
https://thediplomat.com/

Myanmar’s military rulers grant amnesty to thousands ahead of election
https://www.aljazeera.com/