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2025-09-17 13:30

社会

ミャンマー軍事政権の学校空爆で少なくとも18人が死亡

空爆
犠牲者の大半は10代の学生
ミャンマー軍が同国西部ラカイン州の村にある私立学校2校を空爆し、少なくとも18人が死亡したと武装集団と地元メディアが報じた。

犠牲者の大半は私立学校に通う17歳から18歳の学生で、この地域を統制する武装集団のアラカン軍(AA)は、15歳から21歳までの少なくとも19人が死亡したと発表。報道機関により死亡者数が異なり、情報が錯綜している。

なお、この空爆で20人以上が負傷し、学校付近の少なくとも6軒の家が損壊した。

選挙を前に領土奪還作戦を強化
AAはテレグラムの声明で、
「我々は罪のない学生たちの死について、犠牲者の家族と同じく悲しんでいる」(ALJAZEERAより)
と述べたうえで、
「攻撃の責任は軍にある」(ALJAZEERAより)
と非難した。

バングラデシュと国境を接するラカイン州では、自治権拡大を求めるAAとミャンマー軍の間で数ヶ月にわたり激しい戦闘が続いている。

軍事政権は12月に予定している選挙を前に領土奪還作戦を強化しており、1月から5月の間に1,134回の空爆を実施。これは、2023年の197回と2024年の640回という同時期の数字をはるかに上回る数字だ。

ミャンマー軍に対抗して民主派勢力が樹立した国民統一政府によると、軍は8月に全国で約500回の空爆を実施し、40人以上の児童が死亡、15校が被爆したという。

(画像はAPより)


外部リンク

Military airstrike on schools in western Myanmar kills at least 18 people, most of them students
https://apnews.com/

Students killed in Myanmar as junta escalates air war
https://www.canberratimes.com.au/

Students among 18 killed in Myanmar strike on Rakhine schools: Armed group
https://www.aljazeera.com/
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