2025-04-24 09:30
社会
ミャンマー地震で人道危機拡大 国連が国際社会に支援要請

数百万人が支援を必要 インフラ被害も深刻
国連人道問題調整事務所(OCHA)は、3月28日にミャンマー中部で発生したマグニチュード7.7の地震により、400万人以上が人道支援を必要としていると発表した。地震の影響でおよそ6万棟の建物が損壊または倒壊し、インフラ被害も深刻だ。避難生活を強いられている人々は、水、衛生設備、医療、食料、住居のいずれも不足しており、国連は「深刻な人道的ニーズが急速に拡大している」と警告している。
教育・保健施設も被災 現地へのアクセスが課題に
国連の初期報告によれば、少なくとも2,000以上の学校と300以上の保健施設が被害を受けたという。これにより、教育と基礎的な医療サービスの提供が大きく制限されている。また、被災地の一部では道路や通信網が寸断され、支援物資の搬送や被害状況の把握にも支障が出ているという。国連は引き続き現地パートナーと連携し、状況評価と支援活動を進めているが、国際社会からの継続的な支援が不可欠だと強調している。
また、特に子どもや高齢者など、脆弱な立場にある人々への支援が急務だと指摘されている。
(画像はプレスリリースより)
(C)UNICEF
外部リンク
国連
https://www.un.org/en
国連のプレスリリース
https://news.un.org/
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