2025-06-08 14:00
社会
【ミャンマー】元准将殺害の関与で6歳児を含む16名を逮捕

拘束された少女の顔写真をSNSに掲載
ミャンマー国営メディアによると、先月ヤンゴンで射殺された退役将軍の暗殺に関与したとして、ミャンマー当局が6歳の少女を含む16人を拘束したという。拘束された容疑者16人は男性13人、女性3人で、その中には銃撃犯とされる男の娘と特定された6歳の少女も含まれていた。
国営メディアのグローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーのオンライン版では少女の顔がぼかされていたが、軍事政権当局が共有したソーシャルメディアの投稿では、顔が修正されていない状態で掲載されたという。
元准将で大使も務めたチョー・トゥン・アウン氏(68歳)は5月22日、ミャンマーの商業首都ヤンゴンで白昼堂々射殺された。この事件は、2021年の軍事クーデター後にミャンマーが内戦に突入して以来、最も注目を集めた暗殺事件の一つである。
食い違う軍事政権とNUGの主張
この銃撃事件後、「ゴールデン・バレー・ウォリアーズ(Golden Valley Warriors)」と名乗るグループが犯行声明を出した。同グループは、チョー・トゥン・アウン氏が民間人に対するものも含めた軍事作戦を継続的に支援したために殺害が行われたと主張している。
軍事政権は、同グループが追放された議員や活動家によって結成された影の政権である国民統一政府(NUG)から支援を受けていたと主張。また、暗殺犯には20万チャット(約95米ドル)が支払われたと主張したが、NUGはこの主張を否定した。
ミャンマーでは、2021年の軍事政権樹立以来、民主化を求めるゲリラ戦闘員と再活性化した少数民族武装集団が関与する複雑かつ多面的な内戦に陥っている。
衝突のほとんどは地方や小さな町で起きているが、軍事政権関係者を狙った手りゅう弾や銃による攻撃は、ミャンマー最大の都市であり商業中心地であるヤンゴンで頻繁に発生している。
(画像はNEWS CENTRALより)
外部リンク
Six-year-old among group arrested over killing of Myanmar general
https://www.bangkokpost.com/
Myanmar arrests 16 suspects, including 6-year-old girl, over alleged links to assassination
https://apnews.com/
Six-Year-Old Among Several Held Over Myanmar General’s Death
https://newscentral.africa/
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