ミャンマーニュース

ミャンマー・エネルギー省傘下のミャンマー石油ガス公社（MOGE）とミャンマーに拠点を置くタイ資本のガルフ・ペトロリアム・ミャンマー社（GPM）は、ネピドーのエネルギー省事務所で、モッタマ沖合鉱区の石油とガスの探査、掘削、生産、採掘を行う生産物分与契約（PSC）に署名した。

同エネルギー省が明らかにしたところによると、このPSCはミン・イェ・トゥー・プロジェクトとして知られる沖合ブロックM-10における石油とガスの探査、開発、生産、採掘のために締結されたという。

ミャンマー・エネルギー大臣は調印式で、ミャンマーには十分な天然ガス埋蔵量があり、これを計画的に採掘・利用する必要があると指摘。

現在進行中の大型沖合プロジェクトは生産量が自然減退しており、プロジェクトの完成も近づいていることから、潜在性が高いとされる鉱区において、石油・天然ガスの探鉱・掘削・生産を行う計画が進められているという。

なお、天然ガスの最初の生産は2028年を目標としている。

収益分配構造の詳細は明らかにされていないが、M-10プロジェクトは、生産への投資増加、外貨獲得、地域雇用創出、そして国内の石油・ガス需要への対応をもたらすことが期待されている。

批評家たちは、この合意によって軍事政権に多額の収入が流れ込み、抵抗勢力や少数民族武装勢力に対する軍事作戦の資金源となる可能性が高いと警告。

人権団体は、軍のエネルギー部門からの収入源を断つため、国際社会によるより強力な行動を求めている。

（画像はmizzimaより）

外部リンク

PSC signed for Myanmar’s seventh offshore project
https://www.offshore-energy.biz/

Myanmar junta signs new gas deal with Thai-backed company to boost foreign revenue
https://eng.mizzima.com/

Myanmar, Thai firm sign exploration deal for Mottama offshore block Min Ye Thu project
https://www.nationthailand.com/