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2025-06-26 19:00

社会

アウンサンスーチーの誕生日を祝うSNS投稿でミャンマー人女性を逮捕

アウンサンスーチー
プロパガンダを扇動、拡散した疑い
地元メディアによると、ミャンマー軍事政権により投獄されている民主化運動の象徴的存在であるアウンサンスーチー氏の80歳の誕生日を祝うFacebookへの投稿を理由に、同軍事政権はミャンマー人女性を拘束したという。

ミャンマー軍事政権は週末の声明で、Facebookユーザー2人を「国家の安定を破壊する意図で、ソーシャルメディア上でプロパガンダを扇動、拡散した」として逮捕したと発表。

しかし、拘束された者の一人、Hnin Yin Phyu氏はFacebookへ
「アメイ(母)スー、お誕生日おめでとう。長生きして健康に過ごしてください」(mizzimaより)
と投稿しただけだという。

Hnin Yin Phyu氏は国営のミャンマー・ラジオ・アンド・テレビジョン(MRTV)の職員で、6月21日午後8時頃、ネピドーにあるMRTV職員宿舎で拘束された。同氏は逮捕の2日前、スーチー氏の誕生日を祝うフラワーストライキにも参加していたという。

軍事政権を批判する人々
この逮捕によりミャンマーのソーシャルメディアユーザーから非難の声があがり、平和的な行動とみなしたものに対する軍事政権の高圧的な対応を批判した。

あるFacebookユーザーは、
「軍事評議会(軍事政権)のいわゆる指導者たちへ。あなた方の考え方は極めて狭い。アメイ・スーの誕生日を祝う人々がいることに気づかないふりをしていれば、少なくとも国民から憎まれることは避けられたはずだ。今になってこんな風に人々を逮捕しているが、現状の問題は解決したのだろうか?」(mizzimaより)
と投稿。

別のユーザーは軍事政権の恐怖を嘲笑し、「ファシスト独裁者」という強い言葉を使い、軍事政権がどれほどスーチー氏を恐れているのかと指摘している。

また、3人目のコメント投稿者は軍事政権の偏執狂ぶりを指摘し、「極度の嫉妬」や「最も卑劣な人々」といった言葉を使って強く批判した。

ミャンマーではフラワーストライキが平和的な抵抗として人気があり、国民は拘束されたスーチー氏への連帯と軍事政権への反対を示すためにソーシャルメディアで花の画像を共有している。

(画像はmizzimaより)


外部リンク

Myanmar woman arrested for Aung San Suu Kyi ‘happy birthday’ post
https://www.frontiermyanmar.net/

Myanmar junta arrests state-controlled MRTV employee over Aung San Suu Kyi birthday tribute
https://eng.mizzima.com/

Myanmar woman arrested over Facebook post for Aung San Suu Kyi’s birthday
https://english.mathrubhumi.com/
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