ミャンマーニュース

ロシア経済発展省は2月23日、ミャンマーとロシアがダウェイ港とエネルギープロジェクトで投資協力覚書に署名したと発表した。

これはダウェイ経済特区（SEZ）を開発するためのプロジェクトで、港湾、石炭火力発電所、石油精製所を建設する計画だという。

この覚書はロシア代表団がミャンマーを訪問した際に、ロシア経済発展省のマキシム・レシェトニコフ大臣とミャンマーのカン・ザウ投資・対外経済関係大臣によって署名された。

レシェトニコフ大臣は「石油精製は依然として最も複雑な要素」であり、精製所の建設については最終決定が下されていないことを明らかにし、と述べている。

ダウェイSEZはアンダマン海にある196平方キロメートルの広さを誇る経済特区で、工業地帯や交通ハブ、IT施設などを誘致する予定だという。

タイのコンソーシアムはミャンマーの前政権と類似の港湾開発覚書を締結したが、この契約は2021年に破談となった。

このプロジェクトを成功させるには、武器供給業元であるロシアと中国の支援を得て、ミャンマー軍事政権が権力を維持する必要がある。

しかし、ミャンマー軍は反政府勢力との戦いにおいて劣勢に立たされており、11月時点で国土のわずか20％しか完全に支配していないため、今後の動向を注視する必要があるだろう。

（画像はSRI LANKA Guardianより）

外部リンク

Russia Signs Port Investment Deal With Myanmar's Military Junta
https://maritime-executive.com/

Russia signs memorandum to build port, oil refinery in Myanmar
https://www.reuters.com/

Myanmar and Russia Ink Deal for Dawei Port, Energy Projects
https://slguardian.org/