2025-04-03 14:00
社会
ミャンマー地震の死者2,700人超、被災地では食料・水不足が深刻化

生存者は厳しい状況に、支援は遅れ
3月28日にミャンマー中部で発生したマグニチュード7.7の大地震による死者数が2,700人を超えた。地震によって数千人が負傷し、多くの建物が倒壊。被災地では食料や水が不足し、生存者が厳しい状況に置かれている。特に被害が大きかったマンダレー周辺では、多くの住民が避難所や路上で生活しており、医療支援も十分に届いていない。国際NGOや援助団体は支援物資を届けようとしているが、インフラの破壊や治安の悪化により、救援活動は困難を極めている。
政府が追悼の黙とうを実施、国際社会に支援要請
ミャンマー政府は4月1日に全国で1分間の黙とうを行い、犠牲者を追悼した。軍事政権のミン・アウン・フライン上級大将は、国際社会にさらなる支援を求める声明を発表し、特に食料や医薬品の提供を呼びかけた。一方で、軍事政権による支援物資の管理を懸念する声も上がっている。人権団体は、政府が一部地域への支援を制限している可能性があると指摘し、公平な支援分配を求めている。
専門家は、被災地の復興には数カ月以上かかると予測しており、今後も国際的な支援の継続が不可欠となる見通しだ。
(画像はAPより)
外部リンク
UN urges aid to Myanmar quake survivors before monsoons hit, death toll climbs towards 3,000
https://www.reuters.com/
Survivors still being found from Myanmar earthquake, but hopes begin to fade as deaths exceed 2,700
https://apnews.com/
Myanmar holds minute of silence as death toll from earthquake tops 2,700
https://www.aljazeera.com/
関連する記事
-
2025-04-30 18:30
-
2025-04-26 16:30
-
2025-04-24 09:30
-
2025-04-19 09:30
-
2025-04-17 15:00