ミャンマーニュース

現地時間の3月28日正午ごろ、ミャンマー中部でマグニチュード7.7の大地震が発生し、少なくとも144人が死亡、730人以上が負傷した。震源は第2の都市マンダレー近郊で、深さ約10キロと浅く、強い揺れが広範囲に及んだ。

地震によりマンダレーや首都ネピドー近郊のピンマナなどで建物が倒壊し、多くの住民が瓦礫の下敷きとなった。また、ヤンゴンとマンダレーを結ぶ高速道路の橋梁も崩落し、交通が寸断されている。

ミャンマー国軍トップのミン・アウン・フライン上級大将は、死傷者数がさらに増加する可能性があるとして、国際的な支援を呼びかけた。国連や各国の援助機関も被災地への支援を開始しているが、通信や交通の寸断、さらに同国の政治的混乱が救援活動を困難にしている。

この地震の影響は隣国タイにも及び、首都バンコクでは建設中の33階建て高層ビルが崩壊した。これまでに9人の死亡が確認され、100人以上が行方不明となっている。救助隊は瓦礫の中から生存者を捜索しているが、作業は難航しているという。

バンコク市内では他にも複数の建物が損傷し、市当局は災害地域を宣言して避難指示。専門家によると、今回の地震はサガイン断層の活動によるもので、今後も余震が続く可能性が高いと警告しているという。

（画像はBBCより）

外部リンク

Myanmar earthquake: What we know
https://www.bbc.com/

At least 144 killed in Myanmar after earthquake - as 100 missing in Bangkok skyscraper collapse
https://news.sky.com/

Powerful earthquake kills more than 140 in Myanmar, death toll likely to rise
https://www.reuters.com/