ミャンマーニュース

ミャンマー軍事政権は2025年12月か2026年1月に総選挙を実施すると、国営メディアが8日に軍事政権の最高責任者であるミン・アウン・フライン上級大将の発言として報じた。

同上級大将が、戦争で荒廃した同国で長らく約束されていた選挙の具体的な時期を明らかにしたのは初めてである。しかし、具体的な日程については言及していない。

これは同上級大将がミャンマー軍事政権の数少ない同盟国の一つであるベラルーシへの公式訪問中に記者会見で発表した。

同上級大将は、と述べたうえで、とつけ加えている。

一方、批評家らはすでに、と指摘した。

ミャンマーは2021年初めに軍がアウンサンスーチー氏率いる文民政府を追放して以来、国民の広範な反対に直面し、武装抵抗が引き起こされ、国の大部分が紛争に巻き込まれている。

紛争の拡大により経済は破綻し、350万人以上が避難を余儀なくされており、軍事政権とその反対派が領土の支配拡大を推し進めているため、今回の選挙はさらなる暴力のリスクになる可能性があるという。

なお、ミャンマーの現在の治安状況は選挙の実施に深刻な課題をもたらしており、軍が支配する国土は半分以下とみられている。

（画像はREUTERSより）

外部リンク

Myanmar junta chief announces election for December or January
https://www.reuters.com/

Myanmar's military government says it will hold elections in next year
https://www.bbc.com/

Myanmar’s military leader announces dates for general election
https://apnews.com/