ミャンマーニュース

ミャンマー軍と戦っている最も強力な少数民族武装勢力の1つであるアラカン軍（AA）が、戦略的なラカイン州マウンドーにある最後の軍の前しょう基地を制圧し、バングラデシュとの271キロに及ぶ国境を完全に制圧したと主張した。

AAによる制圧により、同勢力はラカイン州北部を完全に制圧し、同州での自治を目指す動きがさらに前進したという。

ラカイン州でラカイン族の自治国家樹立を目指して戦っているAAは12月8日に声明を発表し、と述べている。

制圧された前しょう基地である第5国境警備隊警察司令部本部を統括する司令官は部下を悲惨な状況に置き去りにして逃亡したと報じられる一方、AAの広報担当は逃走しようとして捕まったと報じられるなど、情報が錯綜している。

前しょう基地キャンプに駐留していた兵士たちは、8月4日から11月8日まで3か月に及ぶ包囲に耐えたという。

11月に撮影され、12月8日にソーシャルメディアで拡散された映像の中で兵士たちは、と厳しい状況を明らかにしていた。

なお、AAは昨年10月にミャンマー北東部で攻撃を開始し、中国との国境沿いの戦略的な領土を獲得した「三兄弟同盟」の一員である。

（画像はCNNより）

外部リンク

Rebel group claims to have taken control of Myanmar’s border with Bangladesh in grinding civil war
https://edition.cnn.com/

Myanmar rebels capture last military post on Bangladesh border
https://www.rfa.org/

Division commander abandons border guard camp in Maungdaw amid crisis; camp captured by Arakan Army
https://eng.mizzima.com/