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2024-12-06 11:00

社会

ミャンマー第2の主要反政府勢力が停戦を宣言

停戦
中国が仲介する和平協議への参加を約束
ミャンマー第2の主要反政府勢力であるミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)は12月3日、中国が仲介する和平協議に参加することを約束するとともに、軍事政権との一方的な停戦を宣言した。

中国政府は同日、この停戦の宣言を歓迎したという。

MNDAAによるこの宣言は、同盟軍であるタアン民族解放軍(TNLA)が軍政との和平協議の用意があると宣言してから1週間後のことだった。

MNDAAとTNLAは昨年10月に奇襲攻撃を開始し、中国との国境沿いの広大な領土を奪取することに成功した「三兄弟同盟」のメンバーだ。MNDAAは中国系住民であるコーカン少数民族の軍隊で、TNLAはパラウン州解放戦線の軍事部門である。

ミャンマーの安定を求める中国
「三兄弟同盟」を含む反政府勢力はミャンマー中央政府からのより大きな自治権を求めて数十年にわたって戦っており、2021年の軍による政権掌握後に軍政と戦うために出現した民主化抵抗組織である人民防衛軍(PDF)と緩やかに同盟を結んでいる。

中国は当初、反政府勢力の攻撃を支持しているように見え、それはミャンマー北東部の中国系ギャングが組織する違法と博やインターネット詐欺の撲滅という目標を支援しているように見えた。

しかし、この反政府勢力による攻撃は、ミャンマー国内の他の地域における軍の支配力を弱めることにもなった。北東部で停戦が成立すれば、軍は他の場所で抵抗勢力に対してより多くの部隊を展開できるようになるだろう。

なお、中国は戦略的および経済的利益を守るためにミャンマーの安定を求めている。

(画像はThe Irrawaddyより)


外部リンク

MNDAA Declares Truce With Myanmar Junta After China Detains Leader
https://www.irrawaddy.com/

Armed ethnic rebels in northeast Myanmar declare ceasefire and seek talks with military government
https://apnews.com/

Myanmar insurgents call ceasefire after Chinese pressure for peace
https://www.rfa.org/
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