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2025-01-14 08:30

社会

日本の暴力団幹部、ミャンマーからの核物質密売で有罪を認める

核物質密売
大型兵器と引き換えに大量の薬物を米国で流通
日本の暴力団幹部とされる海老沢剛(60歳)容疑者は米ニューヨーク・マンハッタン裁判所で、仲間のネットワークと共謀してウランや兵器級プルトニウムを含む核物質をミャンマーから他国に密売した罪を認めた。

同裁判所の検事によると、海老沢容疑者が「兵器級プルトニウムを含む核物質をミャンマーから大胆に密輸した」ことを認めた一方で、「ミャンマーの戦場で使用される地対空ミサイルなどの大型兵器と引き換えに大量のヘロインとメタンフェタミンを米国に送り、ニューヨークから東京へ麻薬資金と思われる資金洗浄を行った」ことを明らかにしたという。

米当局は2022年4月、米国で麻薬を流通させ、米国製の地対空ミサイルを購入する計画を企てたとして海老沢容疑者を逮捕。麻薬と銃器の密売の罪で起訴され、2人とも勾留されていた。

検察によると、2024年2月にミャンマーから兵器級の核物質と致死性の麻薬を売却し、反政府勢力グループに代わって軍事兵器を購入する共謀の罪で追加起訴されている。

国際的な犯罪仲間ネットワークとの取り引きを手配
起訴状によると海老沢容疑者は2021年、米麻薬取締局(DEA)の潜入捜査官に対し、ミャンマーの反政府勢力グループのリーダーが海老沢容疑者を通じて架空のイランの将軍にウランを売り、グループの武器購入資金に充てるよう提案したという。

同容疑者は2020年から大量の核物質にアクセスできると潜入捜査官に自慢し、放射線の記録と一緒に物質の写真を提供していた。

米司法省は、海老沢容疑者が
「麻薬や武器の密売人を装ったDEAの潜入捜査官を、日本、タイ、ミャンマー、スリランカ、米国などにまたがる海老沢容疑者の国際的な犯罪仲間ネットワークに、知らず知らずのうちに紹介し、大規模な麻薬や武器の取り引きを手配した」(CNNより)
と述べている。

同省によると、核物質の国際密売は最高で懲役20年が科せられるという。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

Alleged Yakuza leader admits trafficking nuclear materials from Myanmar
https://edition.cnn.com/

Japanese yakuza leader pleads guilty to trafficking nuclear materials from Myanmar
https://www.theguardian.com/

Japanese mob boss pleads guilty in New York to conspiring to traffic nuclear materials to Iran
https://www.foxnews.com/

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