2025-01-07 08:00
政治
ミャンマー軍事政権、独立記念日で5,864人に恩赦

144人の終身刑を15年に減刑
ミャンマーの軍事政権は、1月4日の英国からの独立77周年を記念する大量恩赦の一環として、5,864人の囚人を釈放した。国営テレビ局MRTVは、軍事政権のトップであるミン・アウン・フライン上級大将が、ミャンマー出身の囚人5,864人と、国外追放される外国人180人に恩赦を与えたと報じている。
釈放された外国人のほとんどは、ミャンマー東部の国境の町タチレクでと博により逮捕されたタイ人だ。
同メディアによると、軍事政権は「人道的かつ慈悲深い理由」で釈放を命じ、144人の終身刑を15年に減刑すると発表したという。
釈放条件には、釈放された被拘禁者が再び法律に違反した場合、新たな判決に加えて元の判決の残りを服役しなければならないと警告している。
政治犯への恩赦はほんの一部
人権監視団体の政治囚人支援協会(AAPP)によると、軍による権力掌握以来2万8,096人が政治的な容疑で逮捕され、3日の時点でまだ2万1,499人が拘留中だという。釈放された囚人の中には、軍の統治に反対したために投獄された数百人の政治犯のほんの一部しか含まれていない。
また、国民の不安や恐怖を生む発言や虚偽のニュースを広めることを犯罪とするミャンマー刑法第505条(A)に基づいて起訴された約600人の囚人が恩赦に含まれているという。
なお、釈放された囚人の中にアウンサンスーチー氏は含まれていない。
(画像はAPより)
外部リンク
Myanmar junta to free 5,864 prisoners under amnesty
https://www.reuters.com/
Myanmar releases thousands of prisoners to mark Independence Day
https://apnews.com/
Myanmar’s military regime to free nearly 6,000 prisoners in amnesty
https://www.aljazeera.com/
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