ミャンマーニュース

ミャンマー北部を拠点とする大手犯罪集団のメンバー39人が、中国国内の民間人を標的とした通信詐欺などの罪で12月30日に中国浙江省の温州人民検察院で起訴された。

これらの容疑者は、詐欺、故意の殺人、故意の傷害、不法拘留、カジノ運営、麻薬密売、売春組織化などの罪に問われている。

ミャンマー北部の漢民族が集住するコーカンで活動するこれらの集団は、武装勢力を使って中国の民間人を標的に大規模な通信詐欺とインターネット詐欺を実行していた。

犯罪集団と関係のある他の数千人の容疑者も、現在、温州および中国全土の検察で捜査中であり、これらの容疑者に関連する通信詐欺の確定事例は1万件以上報告されている。被害額は数十億元に上り、中国国民数人が命を落としたという。

なお、39人の容疑者のうち16人がミャンマー国民である。

近年、ミャンマー北部で活動する通信詐欺集団は中国国民を悪質にターゲットにし、自らのサイトへ誘い込み、中国在住者に対する詐欺計画に参加させていた。こうした犯罪行為は、中国国民の安全と財産に大きな脅威を与えている。

中国公安部は2023年11月、ミャンマー北部コーカンの通信・オンライン詐欺犯罪組織のリーダーである2人を逮捕し、同組織の首謀者が自殺したと発表。これらの人物は温州市の警察によって懸賞金付きの指名手配リストに載せられたという。

中国とミャンマーの警察は、連携した法執行メカニズムを通じて、現地調査、証拠収集、職員への聞き取り、犯罪容疑者の逮捕と移送を行っている。

（画像はThe Starより）

外部リンク

Ming family, suspects of telecom frauds based in northern Myanmar prosecuted in China
https://www.globaltimes.cn/

China prosecutes 39 members of major telecom fraud gangs in northern Myanmar
https://www.thestar.com.my/

China prosecutes 39 members of major telecom fraud gangs in northern Myanmar
https://www.chinadaily.com.cn/